毒親からの避難先「施設」とは

施設での経験と暮らし
Japanese children playing soccer in the park

皆さん。
施設と聞くと、単純に親と子供が離れて暮らす場所だと思っていませんか?
確かに出来れば入りたくない所ではありますが、
毒親と暮らすよりかは断然マシな場所であることは間違いありません。

実は施設言っても、大きく2つに分けられます。一時保護所と養護施設です。
今回はその違いについて詳しく書いていきます。

一時保護所と養護施設の違いについて

どちらも18歳までの子供が生活する場所ですが、大きく違う点があります。
生活スタイルが違うこと、管轄しているのが市区町村か法人なのかなど、
施設と言っても大きく異なります。
まずはその違いについて説明します。

一時保護所とは

一時保護所は児童相談所に併設されている、市区町村が運営している一時的に入所できる機関であり、
大体の場合半年未満で次の移送先がきまります。
主に養護施設や場合によっては親族の元へ。

多くの場合は連絡すればすぐに保護してもらえます。

更生を目的とした入所者もいるため、自由度は高くないです。

養護施設とは

養護施設はすぐに入所することはできません
一時保護されてる間に児童相談所の社会福祉士によって、受け入れ先の選定があります。
ケースバイケースですが、親以外の親族に預けられることもあります。

管理人が居た施設はとても自由度が高い施設でした。大体の施設がそうだとおもいます。

自由度とは

ここで言う自由度とは、普通に生活していれば自由におやつを食べたりゲームや
テレビを嗜んだり、漫画を読んだり友達と遊びに出かけたりなどの一般的なことです。

分かりやすく表にしたのでご覧ください。


養護施設一時保護所
お小遣い○ 学年により金額変動×
ゲーム規定時間のみ×
テレビ規定時間のみ
外出○ 門限厳守× 脱走防止
イベント○ 毎月有△クリスマスは有
お祝い○ 誕生日等×
学校施設内にて
食事のおかわり△ 年功序列の為
バイト○ 規定有×
ケータイ電話×

上記の通り、
一時保護所に関しては自由度がゼロとまでは言いませんが、とても低いものと言えるでしょう。
ただし、虐待されていたり毒親のもとで生活するよりは100倍マシな生活であることは、
間違いありません。
養護施設に関して一言で言うのであれば、毎日パーリーピーポーですね。

一時保護所の自由度

基本的には施設内でほとんど完結します。学校も施設内にあるのがほとんど。
外界との関わりは全て断たれます。そのため私の死亡説が地元で流れました。笑

場所にもよりますが、ゲームは使えなかったりします。ちなみに私の所はゲームは禁止でした。
テレビは決められた時間に決まった番組のみ視聴可能でした。

食事は3食出ますが、年功序列制度で必ずおかわりできるとは限りません。
時々、公園や体育館などに連れて行ってもらえることはありました。

楽しくない訳ではないですが、時間やルールなどがとても厳格でした。

養護施設の自由度

養護施設の環境について詳しく説明します。
多くの虐待家庭でまず困ることの多くは、食事です。

ここでは3食食べられるのはもちろん、好きなだけおかわりができます。

また、生活しているのは自分だけではないので毎月誕生日パーティーがあります。
その時のご飯がとても豪勢です。笑

その他にも、BBQや流しそうめんなど毎月のようにイベントがあります。
私のいた施設では朝食と昼食は食堂に集まり、
バイキングスタイルで楽しく皆んなで食事をしていました。

生活面では、朝起きて食事をし学校に行くことができます。
帰宅後は夕飯まで各々の時間を過ごせて、友達と遊びに行ったりもできます。
時間の制限はありますがテレビやゲームもできました。

自分の部屋もあります。

時々皆んなで外食することもありました。
毎年夏には地方へ旅行したりディズニーに招待で行くこともありました。

一番びっくりしたことはお小遣いを貰えること、
さらに毎週別途でお菓子代が支給されることです。
アルバイトや携帯電話を持つことも可能。普通に勉強をして進学もできる

このようにとても自由度の高い生活スタイルで、
所謂暖かい家庭というものにすごく近いでしょう。

ただ普通の家庭と違い、時間に厳しく集団での生活なので就寝時間や入浴時間と言ったある程度の制約があります。
私的にはそれでも毒親のもとで生活するより100倍マシでした。

まとめ

虐待や毒親でしんどいのなら迷わず施設に入った方が絶対に幸せになれる。
そのためには一度児童相談所の一時保護所に入りましょう。
決して怖いところではないです。
集団生活ですので、そういう意味では面倒なこともありますがそこさえ気にしなければ
すごくいい環境です。

知らない場所や知らないことは皆怖いものですが、
施設というのは国が認めた制度の1つです。
誰もが利用できる権利の1つなので困ったら我慢せず、まずはお住まいの地域の児童相談所
連絡してみましょう。

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